RemoteCall vs Splashtop|価格の安さで選ぶと失敗する?カスタマーサポート向けツールの選び方【2026年最新版】
- Splashtopは年額18,000円〜と一見安価で、社内PCへの無人リモートアクセス(IT管理・テレワーク)には最適なツール
- 安さだけで顧客サポートに流用すると、かえって対応時間(AHT)の増加・トラブルを防ぐ監査機能の不足で見えないコスト・機能不足に直面することも
- 結論:サポート総合力と顧客満足度を求める日本企業には、初期費用が高く見えても結果的に人件費削減・コスパ向上に繋がるCS特化のRemoteCallが最良の選択肢です!
遠隔でお客様の端末を操作しながらトラブルを解決するリモートサポートツール。
本日は、社内IT管理やテレワークに強い「Splashtop」と、国内大手通信キャリアをはじめグローバル3万社以上で利用されている「RemoteCall」をカスタマーサポートの観点から比較していきます。
Splashtopの「安さ」に惹かれて、コールセンターやカスタマーサポート(CS)部門への導入を検討している方も多いかもしれません。しかし、「リモートアクセス」と「顧客サポート」では求められる機能が根本的に異なります。
本記事では、2026年現在の最新情報に基づき、安価なアクセスツールをCS現場に導入した際の落とし穴と、RemoteCallとの決定的な違いを徹底比較します。
目次
1 価格差10倍以上? RemoteCallとSplashtopの根本的違い
まずは両者の機能と価格の違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | RemoteCall | Splashtop |
|---|---|---|
| 主な得意分野 | BtoB/BtoC 顧客サポート特化 | 社内IT管理・テレワーク |
| 接続の手軽さ | ◎ アプリ不要(ブラウザから即接続) | △ アプリのダウンロード・実行が必要 |
| カメラ(現場)共有 | ◎ 映像サポート機能標準搭載 | △ 上位プラン等でAR対応 |
| 自社アプリへの組込 | ◎ SDK提供あり | ✕ 非対応 |
| セキュリティ | ◎ 通信の暗号化に加え、ブラインダー機能、ファイルの自動削除など安心のCS向け機能満載 | 〇 通信の暗号化、デバイス認証など社内アクセス向けの保護 |
| 日本語サポート | ◎ | ◎ |
| 料金目安(年額/税別) | 218,000円(PC・スマホ・カメラ全対応) | 18,000円〜(リモートアクセスプラン/プランにより変動) |
(各製品の機能・料金は2026年度RSUPPORT調べ)
2 「無人アクセス」と「有人アクセス」の設計思想の違い
Splashtop(年額18,000円〜)とRemoteCall(年額218,000円)では、価格に10倍以上の開きがあります。この価格差の最大の理由は、「無人アクセス」か「有人アクセス」かという基本設計の違いにあります。
Splashtopの安価なプランは、主に社員が誰もいない自席のPCに固定パスワードで接続する「無人アクセス(テレワーク用)」を前提としています。
一方のRemoteCallは、目の前にお客様がいる状態で行う「有人アクセス(顧客サポート用)」に特化しています。サポートのたびに1回限りの使い捨て接続コードを発行し、終了後には接続経路を残さないという、BtoCサポートに不可欠なセキュアな設計を採用しているため、価格の前提が全く異なるのです。
また、Splashtopにはサポート向け製品である「Splashtop SOS」も存在しますが、主に社内のIT管理者やシステムインテグレーター(SIer)などのIT技術者向けと定義しており、社内PCのトラブルシューティングや拠点間の端末メンテナンスなど社内IT・ヘルプデスクで主に利用されています。(一般顧客向けのコールセンターでサポート用途で利用するにはセキュリティや簡易アプリを通した接続などハードルが多数存在する)
3 安いアクセスツールを「顧客サポート」に流用する5つの落とし穴
落とし穴1:お客様の手間が「見えないコスト(AHT悪化)」を生む
Splashtopのようなリモートアクセスツールは、サポートを受ける側(お客様)に専用アプリのダウンロードや実行をお願いするのが基本となります。ITに不慣れなお客様の場合、「ファイルをダウンロードして開いてください」という案内だけで数分〜十数分をロスしてしまい、対応時間(AHT)の悪化や心理的なハードル(不安感)に繋がる恐れがあります。
一方、RemoteCallはお客様側でのアプリインストールが一切不要です。Webブラウザから案内されたページにアクセスするだけで、すぐに画面共有やサポートがスタートします。この「手軽さ」がサポート時間の短縮に繋がり、結果として人件費(コスト)の大幅な削減を実現します。
落とし穴2:カメラ(現場)対応を求めると機能不足に陥る
お客様のスマホカメラを通じて、現場の機器やトラブル状況をリアルタイムで確認したい場合、RemoteCallには現場映像サポートが1ライセンス内に標準搭載されています。
Splashtopも上位プランでAR機能を備えていますが、基本プランはあくまでPCへのリモートアクセスが主軸です。CSの現場で求められる多様なトラブルシューティング(家電の修理案内や事故状況の確認など)において、機能不足を感じる場面が出てきます。
落とし穴3:自社アプリ連携(SDK)ができない
RemoteCallは、自社のWebサービスやスマートフォンアプリにリモートサポート機能を直接組み込める「SDK」を提供しています。お客様が別途サポート用アプリを立ち上げることなく、使い慣れた自社アプリ内からそのままシームレスにサポートを受けられるため、顧客体験(CX)を大きく向上させます。
Splashtopにはこれに相当する機能がないため、自社サービスにサポート窓口を統合したい企業にとっては大きな壁となります。
落とし穴4:サポート後にデータを残さないための仕組みに差がある
コールセンター業務において、サポート終了後に「お客様の端末に不要なデータを残さないこと(サポート終了時にお客様PCから接続用ファイルを消去)」は、情報漏洩防止や顧客の安心感の観点から非常に重要です。
Splashtopのリモートアクセスツールを利用した場合は、終了後の自動削除そのものができません。サポートが終わるたびに、お客様に手動でアンインストールしてもらうという、非常に重い手間と案内コストが発生してしまいます。Splashtop SOSの場合も、ファイルを自動削除させるためには事前のカスタム設定が必要です。
RemoteCallは、そもそもお客様がブラウザを開くだけで接続され、アプリのダウンロード自体が発生しませんし、サポートが終わってブラウザを閉じれば、最初から跡形もなく綺麗に消える設計になっています。より手軽に安全な運用ができます。
落とし穴5:お客様の「プライバシー保護」と「安心感」への配慮が不足する
Splashtopの場合、本来「自分のPC」への接続を前提としているため、他人の画面を見る際のプライバシー配慮が手薄になりがちです。
一方、顧客サポートに特化したRemoteCallには、お客様が見られたくない個人情報(パスワードや口座情報など)を隠せる「ブラインダー機能」が標準搭載されています。また、お客様がアクセスする接続ページを「自社ブランドのデザイン」にカスタマイズできるため、サポートを受けるお客様に不信感や不安感を与えずにスムーズにサポートが可能です。
4 よくある質問(FAQ)
A. 設計思想の違いです。SplashtopはIT担当者が社内外の端末を管理・操作する「リモートアクセス」に特化しており、RemoteCallは企業がお客様を支援する「リモートサポート」に特化しています。目的がコールセンターなどでの顧客支援なら、RemoteCallが本質的に合致しています。
A. ネットワークを保護する「インフラセキュリティ」と、お客様のプライバシーに配慮する「情報保護セキュリティ」という目的の違いがあります。
Splashtopは、社内ネットワークや接続端末の資産全体を不正アクセスから守ることに特化しています。そのため、SSO(シングルサインオン)連携や高度なグループポリシー制御など、社内IT統制を厳格に行うための機能が充実しています。
RemoteCallは、サポート中にお客様の個人情報(パスワードやクレジットカード番号、口座情報など)がオペレーターに露出することを防ぐことに特化しています。お客様自身の意思で画面の一部にぼかしをかけられる「ブラインダー機能(特許取得済み)」など、個人情報を取り扱う顧客対応の現場に欠かせない安心のプライバシー保護機能が標準搭載されています。
5 結論:社内PC管理ならSplashtop、顧客満足度を買うならRemoteCall
Splashtopは、社内IT管理やテレワーク用途であれば圧倒的なコストパフォーマンスを発揮する素晴らしいツールです。しかし、顧客サポート(CS)の現場においては、お客様にアプリインストールの手間をかけてしまう点や、サポート特化の機能の不足、自社アプリへの組み込み(SDK)ができない点で課題が残ります。
一見するとRemoteCallは初期費用が高く見えますが、1ライセンスにPC・スマホ・現場(カメラ)サポートのすべてが含まれています。AHT短縮による人件費削減や顧客満足度の向上、そしてプライバシー保護機能を考慮すると、結果的に顧客サポート業務においてはRemoteCallの方が圧倒的に安上がりで高コスパとなります。
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